お笑い芸人の山里亮太さん。
最近はスッキリというTV番組のナレーター(天の声)を中心に大活躍されています。
そんな山里さんは、実は10年以上も反省ノートを書き続けているのです。
これには大変驚きました。それと同時に、なぜ書いているのか?どのように書いているのか?など、気になることがあったので、インタビュー記事の内容を引用させていただくと共に、非常に良いものだったのでご紹介をしたいと思います。
この記事は以下のような人に向いています。
「自分も反省を毎日したほうがいいんじゃないかと思っていたんだよね。でもどうしたらいいのか分からなくて」という人です。
この記事では、「反省ノートを書き始めた理由」「反省ノートに書いていること」「反省ノートを継続できる理由」について書いていきます。
反省ノートを書き始めた理由
山里さんは、仕事をサボらない為に反省ノートを書いています。
始めたキッカケの一つとしておっしゃっているのが、準優勝した時にマネージャーから言われた「サボったら終わりだぞ」の言葉だそうです。
そこから、自分がサボってしまう人間だと自覚して、どうしたらサボらないようにできるのかを考えた結果、反省ノートにたどり着いたのです。
まずは、自分がサボり魔だって自覚することです。サボっちゃう自分を当たり前だと思う。そしたら、どうすればサボらないか…ってことに考えが回ります。ボクの場合は、「サボったらオレは終わる」っていう危機感をいつも持っています。
2006年からノートを始めて、今では60冊にもなると。すごい!いや、凄いという言葉では表せないほどのことだと思います。
ここでも「やはり成功した人は継続させているなぁ」と思わざるを得ません。
あなたは、なぜ日記を書きますか?手帳を書きますか?その理由がさらに明確になれば、続けないという選択肢は完全になくなるのではないでしょうか。一度見つめ直してみるのもいいでしょう。
「積小為大」
by.二宮金次郎
反省ノートには何を書いているの?
反省ノートを継続的に書いているのは分かりました。それでは、内容は?どんなことを反省ノートに書いているのか?
山里さんは、以下のようにインタビューで答えています。
「その日の反省」「自分のよかったワードやツッコミ」「ほかに何が言えただろうか」「ほかの人のコメントで『こんな考えあったんだ』と気づいたこと」などですね。それらをほぼ毎日書いています。
反省ノートですから、反省点を書くのはもちろんのことですよね。ただ、ここで気になったのが、「自分のよかったワードやツッコミ」というところです。
「うまくいった点」を日記に書くと、自信が付くということは非常に良いと様々な書籍でも述べられているものです。そして、その自信が次への行動へのガソリンとなり、行動を加速させます。
山里さんにもこのような考えがあるのかは分かりませんが、山里さんと同じようにやってみることも大切なのではないでしょうか。
試してみて合わないなと思ったらやめるだけです。ぜひ試してみてください。
「すべての経験を糧にするならば、時間の無駄というものはない」
by.オーガスタ・ロビンソン
反省ノートを継続できる理由
馬は目の前にニンジンがぶら下がっていれば、一生懸命走ります。よく言われていることですが、これは私たち人間にも当てはまります。目の前に100万円が落ちていれば、誰もが駆けつけて取り上げるでしょう。お金には価値があり、メリットだと感じるものなので、そりゃあいち早く駆けつけますよね。
反省ノートを書くことによるメリットを知っていれば、そしてそれを深く腹落ちさせていれば、反省ノートを書き続けるのではないでしょうか。
山里さんの話に戻ります。以下、インタビューの内容になります。
努力って、目的を成し遂げる行為であり、自分の自信を保つ行為でもあると思うんですよ。「オレはこんな努力をちゃんと続けているぞ」っていう自信の貯金になる。毎日反省ノートを書き続ける理由も、「今日も1日頑張ったな」っていうことを可視化できるようにする作業なんです。その作業って意外と睡眠をよくしてくれるんですよね(笑)。だからやめたいなんて1ミリも思わないですよ。
以上、大変じゃないですか?というインタビュアーの質問に対する山里の回答でした。
最後、カッコいいですよね。「やめたいなんて1ミリも思わないですよ」と。
山里さんは、毎日のようにノートを書くことによって得られるメリットを知っているから、書き続けてられているのです。
どんなメリットなのかをまとめると以下のようになります。
一つ目は、そもそも反省ノートは反省することで次に活かすものですから、自分自身の能力が上がるという点。
二つ目は、アナログのノートを書くことよって努力を続けていることを実感でき、それが自信に繋がるからという点。
三つ目は、反省ノートを書くとよく眠れる点。
特に三つ目の点は、『「手で書くこと」が知性を引き出す』という書籍にも以下のように、関連することが載っています。
テキサス大学の心理学者ジェームズ・ペンベイカーは、大学生を対象に「これまでの人生でもっともトラウマになるような出来事、あるいはもっとも動揺した出来事」について4日連続、15分間にわたってジャーナリングをしてもらうという実験を行いました。比較対象とするためのコントロールグループには特に自分の感情には関係のない事柄(部屋のことや靴のこと)について書かせました。
その結果、自分のトラウマや動揺した出来事といった深い思考や感情を記したグループの被験者たちは、4ヶ月後に健康上の明らかな変化が見られました。大学の健康センターに通う回数の減少、病欠の減少などです。こうした客観的指標に基づく変化に加え、気分の改善といった自己申告上の変化もあり、「身体的健康に著しい効果があった」と報告されています。
山里さんは以上のようなメリットを感じているからこそ、一般的に大変な毎日の作業をやめようとも思わないのですね。
まとめ
トップに居る人は、絶対に何かしら”他の人にはできないこと”をしています。
例え、それが誰にでもできることであったとしても、誰にも出来ないくらい積み上げているケースがあります。
それがトップの人の中では最低限のことかも知れませんが、通常の人はそんなことはなかなかできません。
このようなところが、秘訣なのではないでしょうか。