仕事で辛いときや自信を無くしたとき、自己啓発本を読むことで気持ちが楽になったり自信を取り戻すきっかけを与えてくれます。
今回は数多くある自己啓発本の中から厳選して10冊をご紹介します。さらに自己啓発本の選び方や読み方についても解説します!
そもそも自己啓発本とは?
そもそも自己啓発本とはどのような本のことをさしているのでしょうか?
自己啓発本は、目的達成や成功などを目的として読まれることが多いです。
つまり人生や仕事において目標を達成したり、成功するためにはどうすれば良いのかということが主に書かれています。
自己啓発本に書かれていることを実践すれば目標に近づける可能性が高まります。自己啓発本を読んでいると様々な角度から物事を考えられるようになり、自分の基準値が上がったり、新たな考え方ができるようになります。
どうやって自己啓発本を選べば良いのか?
自己啓発を選ぶ方法としては、現在の自分が抱えている感情に合せた本や仕事の状況などに応じた本を選ぶことをおすすめします。
例えば、仕事で部下のマネジメントがうまくいっていないのであれば、マネジメントに関する本、うまくいかない毎日で自信を失っているのであれば、経営者の人生について書かれた本などを読むと目の前の問題の解決に繋がるかもしれません。
そうすることにより、何か解決方法が見つかったり、元気がでるきっかけになることが多いです。
なので、人気がある本ばかり読むことはあまりおすすめできません。自分の今の状況に合わせた本を読むことによって、文章の受け取り方が異なるからです。
おすすめの自己啓発本の読み方
実際に自己啓発本を読もうと思っても、時間がなかったり途中で挫折してしまったりする方もいるはずです。
また、どうやって読めばより効果的なのかあやふやで闇雲に読み続けている場合もあります。
ここでは実際に本を読んで次に繋げるための読み方をご紹介します。
木になる箇所・好奇心が刺激される場所だけを読む
本は最初から最後まで全て読まなければならないというわけではありません。それよりも、今の自分にとって大切だと思う場所を探しながら読み飛ばすことが重要です。
イメージとしては全体の2割程度の部分を読むようにイメージすることです。本に書かれている内容の8割ほどは自分にとってそれほど有益な情報ではないかもしれません。
重要な部分だけを探しながら効率的に読み進めることをおすすめします。
本を読み終えてからの行動を考える
本を読み終わったら、読みっぱなしということがないようにしましょう。読みっぱなしにしてしまうと本の内容を忘れてしまうだけでなく、次の行動に繋がりません。
重要なことは本を読んで次に活かすために何かしら行動を取ることです。それによって本が自分の身になり経験となります。
本を読み終わったら、自分がその本から何を学んだのか、次にどう活かすのかを紙に書き出してみるのもいいかもしれません。
おすすめの自己啓発本10選
それではおすすめの自己啓発本をご紹介していきます。世の中にはたくさんの自己啓発本が販売されています。
基本的には自分の状況にあった本を選ぶことをおすすめしますが、ここでは多くの人に読まれており、影響を与えている本を選びました。
これらの本を読んで少しでも行動を変えて目標や成功に近づきましょう。
嫌われる勇:岸見一郎、古賀史健
「嫌われる勇気」はアドラーの心理学にもとづいて書かれた本です。この本では全ての悩みは人間関係であり、誰もが今この瞬間から幸福になれる方法が書かれています。
この本によると、これまでの嫌な記憶や忘れたい記憶といったトラウマの存在を否定し、変わりたくないという気持ちがあるから変われないという内容が印象的です。
「嫌われる勇気」を読むことで職場での些細な人間関係に悩まされることが少なくなり、仕事に集中できるようになったという声もあります。
物事の捉え方や考え方を大きく変えてくれる作品です。
7つの習慣:スティーブン・R.コヴィー
「7つの習慣」は世界的にベストセラーとなっている本で、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
繰り返しによる習慣化の重要性が書かれており、普段では気がつかないようなことを気づかさせられる本です。
この本では、人生における明確な目的や方向性を持つ重要性が書かれており、人間の本当の喜びやマネジメントの重要性の本質を教えてくれる本です。
何度でも読み返したくなる本であり、世代関係なく読むべき自己啓発本です。
君たちはどう生きるか:吉野源三郎
「君たちはどう生きるか」では友人との人間関係の描写や主人公の考えるプロセスを通して様々な教訓が紹介されています。具体的な事例で説明しているため、わかりやすく読む人に考えるきっかけを与えてくれます。
主人公が学生であるため、学生の時に読むと共感できるところも多く学びが多いのではないでしょうか。タイトルから本文の内容にまで様々な部分で自分の普段の生活を見直すことができます。
自己啓発本ではありますが、ストーリー仕立てて、サクサクを読める文章になっているので普段読書をしない方にもおすすめの本です。
生き方:稲盛和夫
京セラ創業者である稲盛和夫が著者の「生き方」は人生における生き方の方程式が紹介されています。
人生の多くの時間を仕事に費やしていますが、この本なそんな仕事に対する考え方を深めてくれる一冊です。また、仕事だけではなく人生のあらゆる面において人としてどう生きるべきかという内容で文章が書かれています。
仕事に悩んでいる人にプレゼントしたい自己啓発本のうちの一冊です。
夢を叶えるゾウ:水野敬也
「夢を叶えるゾウ」は突然現れた大阪弁を話すゾウとサラリーマンのお話です。小説のような語り口になっており、とても読みやすい自己啓発本です。
主人公は何か変わりたいと思いながらも漠然と毎日を過ごしています。そんな中ゾウのガネーシャから毎日課題が与えられます。
この課題が読んだらすぐ実践できる内容のものから深く考えさせられる課題まで様々です。意外と普段自分が考えていないような内容の課題もあるのでとてもためになります。
コメディ的な話の内容なので気軽に読んで実践するにはもってこいの一冊です。
人を動かす:D・カーネギー
「人を動かす」は1937年に発売され、自己啓発本のジャンルを作ったと称されているほどの名作です。
研修などでこの本を活用している日本の企業もあります。
「人を動かす」の内容は、人を動かす3大原則、人に好かれる6原則、人を説得する12原則人を変える9原則といった構成です。それぞれ、人間関係で起こる素朴な疑問にわかりやすい具体例を混ぜながら説明されています。
仕事上だけでなく、人間関係や恋愛にも使えるバイブルで、年齢問わず理解しやすい内容になっています。
良好な人間関係を築くことは仕事や恋愛だけでなく人生を通してうまく物事が運びます。職場の人間関係や人付き合いが苦手な人は是非一度読んでみてください。
アウトプット大全:樺沢紫苑
アウトプットとは情報を吸収して、処理をしそれを何らかの形で外に出すことです。結果を出し続ける人はインプットよりもアウトプットを重要視しているといわれています。
皆さんも、情報を吸収ばかりしてアウトプットを全くしない、なんてことはありませんか。アウトプットをすることでより記憶に残りやすく、自分の頭も整理されていきます。
この本では学んだことを記憶に残すための方法や、アウトプット力を鍛える習慣などが紹介されています。
著者は精神科医であるので、科学的な視点でどうやって情報をアウトプットすればよいのかということが書かれています。
自分の中に毒を持て:岡本太郎
大阪万博で「太陽の塔」を作った芸術家である岡本太郎の自己啓発本です。岡本太郎の自叙伝のような内容になっており、これまでの経験や思考が書き綴られています。
本の中にはかなり過激な文章も書かれており、モチベーションをあげたい人にはおすすめの内容です。
自分の中にはない、新しい価値観を知れるおすすめの本なので、新たな刺激を求めている人や仕事で自分を鼓舞したい人にも読んでほしい本です。
道をひらく:松下幸之助
「道をひらく」では働き方に関する考え方の工夫や商売の尊さなどが、松下幸之助の短い言葉で綴られています。「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助を尊敬している人も多く、信念や考え方を知れる本です。
本の中には「自信を失ったときに」「困難にぶつかったときに」「運命を切り開くために」といった項があり、その時の読む人の感情に合わせて、勇気付けられる言葉が載せられています。
1968年に出版されており、ロングセラーの自己啓発本の一冊です。
スタンフォードの自分を変える教室
「スタンフォードの自分を変える教室」はスタンフォード大学の心理学者であるケリー・マクゴニカルが、人間が身近な誘惑に負けて夢の実現を諦めてしまう原因を心理学・神経科学・経済学などの科学的分野から分析しています。
メンタル的な夢の実現論ではなく、自分をコントロールするにはどのようにすればよいのかを具体的に解説しています。戦略的な実践方法で、すぐに実践できることなので実際に読んで行動してみることがおすすめです。
本で書かれている内容は、実際にスタンフォード大学で実践されたことで、講義の受講生の97%に影響を与えたといわれています。
まとめ
今回はおすすめの自己啓発本についてご紹介しました。
自己啓発本は何だか堅苦しく敷居が高いなと思っていた方も、実際に読んでみると普段の生活から実行できることばかりで何かのきっかけになると思います。
自分に合った自己啓発本を見つけることで、その後の人生に大きな影響を与えたり、考え方が変わるきっかけになるかもしれません。
自己啓発本の読み方は人それぞれなので、実際に読んでみてはいかがでしょうか。